花鳥風月

〜日々を彩る風鈴花の365日〜

リベンジ

f:id:wind_bell_flower:20260705165554j:image

今年も祭りのアツい季節がやって来た。

3日間にわたり開催される「平塚七夕まつり」に誘われ、人混みが苦手な私ではあるが行くことにした。目当ては、神馬に会うためだけに。午前7時、友人宅に集合し、サッカーワールドカップのアルゼンチン対カーボベルデ戦をリアルタイムで観戦するところから一日が始まった。友人宅には大型テレビがあるし、一人で観戦するよりも仲間と観戦した方がより熱を帯びて断然楽しい。父の仕事の関係で南米で生まれ育ち、根っからのラテン系人間と知る友人からは、「南米のアルゼンチンを応援するでしょ?」と言われた。いやいや、その存在すらも知らなかった、滋賀県の面積とほぼ同じ大きさでワールドカップ出場国の中で史上2番目に人口が少ない約50万人程の大西洋に浮かぶ小さな島国のカーボベルデに、すでに心は持って行かれているから、前回覇者のアルゼンチンが勝つと誰もが信じていても、番狂せの、「まさか」の結果を期待する気持ちが勝ってしまっているのが正直なところであった。初出場ながら、時に若さや勢いのパワーに乗って、期待されてもいない新人や無名チームが優勝することもあるのが、勝負世界の、こわさでもあり面白さでもある。ことに今回は、40歳の頼もしいゴールキーパ、ヴォジーニャ選手の神セーブが、メッシ率いるアルゼンチンに、どこまで通用するかに注目が集まっている見逃せない一戦であった。試合は、両者とも譲らず、どんどん進んで行った。今回も好セーブが光る中で、アルゼンチンがメッシにより先制し、これで勢いに乗り試合終了かと思いきや、一点、また一点と、前回王者を相手に堂々とした戦いぶりを見せ、120分の延長戦は歴史に残る好ゲームの激闘であった。途中、誰しもが「奇跡」を願い、アイアミの気温32℃以上の熱波となって、世界中に歓声とともに拡がっていたことと思う。結果そのものよりも、こんなに素晴らしい試合を見せてくれた、カーボベルデのチームに心からの拍手を送りたい。朝から心が踊り、サンバ祭りの気持ちになりながら、七夕まつりの会場へと向かった。(つづく)

f:id:wind_bell_flower:20260705184645j:image

f:id:wind_bell_flower:20260706150200j:image

チャウチャウ発見

f:id:wind_bell_flower:20260623230410j:image

台湾名物の夜市を歩いていたら、何と、ラブリーなチャウチャウ犬を発見!「あれ、チャウチャウと、ちゃう?」と台湾人の友人に話しかけてみた。台湾の友人は国立大学出身であるので、その知識量は計り知れない。私の、くだらないダジャレにも直ぐに反応できる言語能力を有しているが、疲れていたであろう友人からは見事にスルーされた。小学生の頃、近所で飼っている邸宅があり、その家の前を通ると、いつも2階のベランダの柵の隙間から、モサモサの大きな顔を突き出し、こちらを見下ろしていた。吠えるわけでもなく、尻尾を振るわけでもなく、ただ静かにそこにいた。それは、まるで人生を悟っているかのように見えた。ある時、その犬が舌を出していた。青紫色に、私はギョッとして、母に「あの犬は病気なの?」と聞いた記憶がある。チャウチャウ犬は、その時以外、見ることがなく、久しぶりに見たので、テンションが上がった。しかも、このチャウチャウ犬は、暑さ対策用なのか、密度の高い長毛は丁寧にカットされているような感じから、妙に頭が大きく見えるのが何とも言えない味を出していた。まるで、台湾に旅行に来た、しば犬が、中国原産のチャウチャウ犬のフリをして、チャウチャウ犬の頭の人形を被っているかのように見えてしまい、思わず吹き出してしまった。そのことを友人に伝えると、チャウチャウ犬は、ラフコートとスムースコートタイプ、両方いることを教えてもらった。なるほど、この子は、もともとスムースコートタイプなのかもしれないが、楽しい笑いには、そんなことは関係なかった。

f:id:wind_bell_flower:20260623234455j:image

帰国前に朝市を散歩していたら、何か見覚えのある犬だな、と思ってよく見ると、何と、バイクの上にいた同じチャウチャウ犬だった。「君、ここの子だったんだ!」と心の中で話しかけた。当然、向こうはこちらを知らないし、見てもいない。バイクに乗っている時に、ちょっと頭を撫でてみたかったけれど、温厚で微動だにしない感じから、「おとなしいから大丈夫」と勝手に決めつけて無闇に触ることは控えた。不快に感じたり警戒心を感じたりした場合は、突発的に攻撃する場合もあると聞いた覚えがあるし、飼い主の許可を得て、飼い主が横にいて安全と思える時だけにすることは、犬に対する礼儀というか接し方でもあると思うからだ。それにしても、朝に見ても、やはり、しば犬がチャウチャウのフリをしているように見えてしまった。台湾でのまさかの再会に心躍った出来事だった。

ポスターの見方

f:id:wind_bell_flower:20260621202355j:image

車内で、台湾鉄路(台鉄)の踏切安全ポスターが目に留まった。台湾人から、「請→please、勿→do not、と覚えてね!」と教わっていたから、請勿 =「〜しないでください」、闖越 =「強引に横切る・突破する」、平交道 =「踏切」なので、

「踏切を無理に横断しないでください」という意味になることがすぐにわかった。「請勿〜」という言葉は、街中で本当によく見かける。例えば、

請勿拍照   (写真撮影禁止)
請勿飲食(飲食禁止)
請勿觸摸(触らないでください)
請勿停車(駐車禁止)

などである。発音は、まだ慣れないが、表記の漢字からある程度は推測出来るので助かる。

雲の上の虹の輪

f:id:wind_bell_flower:20260620224401j:image

台湾は松山空港から日本は羽田空港へと戻ってくる機内より、素敵な景色を見ることが叶いました。雲の上からの虹の輪、グローリー(ブロッケン)現象、日本では、「御来光」や「後光」などとも呼ばれ、高山や飛行機からよく見られるものです。彩雲に続き、何とラッキーなことでしょう!丁度、雲が広がっていたこと、夕方の便であったこと、太陽の位置、この三つの条件が重なり運よく見ることが出来ました。松山空港から見て左側、機内からは右側の座席に座っていました。時刻は16:00台でした。東京に着いた際は、雨足が強く濡れてしまい寒かったです。今度はいつ台湾へ行けるかわかりませんが、再会した際に台湾の皆から、「あの時より成長したね!」と言ってもらえるような有意義な時間が過ごせるように、また日本での一日、一日を大切に積み重ねていきたいと思います。出国前は仕事の多忙により、1ヶ月で体重が4キロも落ち喜んでいたのに、台湾人に「食べて、食べて」と、皆から美味しい台湾料理と豊富な果物を毎日のように沢山ご馳走してもらい、幸せ太りで丸くなって帰国したため、これから日々、運動です。ご縁に感謝。

f:id:wind_bell_flower:20260621113100j:image

端午の節句

f:id:wind_bell_flower:20260620105430j:image

19日は旧暦5月5日で端午の節句でした。台湾で端午節は三大節句の一つで、祖先や神様への感謝を捧げる大切な日です。家庭ごとに供物を並べ、家族の健康や平安を祈ります。朝から台湾の友人宅へお邪魔して私もお祝いをしました。2-3種類のチマキに、マンゴー、ライチ、葡萄などの果物やエビ、鳥の丸焼き、野菜炒めなどの供物が所狭しと並べられていました。日本の数倍の長さのある細長いお線香を手に、日頃の感謝も含めて皆で祈りを捧げました。お線香が長いのは、長時間にわたり祈りを神仏や祖先へ届けるという意味が込められているそうです。

f:id:wind_bell_flower:20260620120612j:image

そして、 「金炉(きんろ)」と呼ばれる専用の焼却炉で、 冥界(あの世)の通貨や衣服に見立てた「金紙(きんし)」や「銀紙(ぎんし)」と呼ばれる紙のお金を燃やすのが習わしです。

f:id:wind_bell_flower:20260620121203j:image

f:id:wind_bell_flower:20260620121455j:image

f:id:wind_bell_flower:20260620121638j:image

紙を半分くらいに折って投げ入れるのですが、熱いし怖いしで、へっぴり腰の私は笑われました。沖縄の伝統行事にも、お金を模した紙を燃やす「うちかび」の風習があります。海を隔てていても、人々が祖先を敬い、感謝の気持ちを形にする文化はよく似ています。台湾の端午節を通じて、沖縄との歴史的・文化的なつながりも改めて身近に感じられた日でもありました。

f:id:wind_bell_flower:20260621002650j:image

f:id:wind_bell_flower:20260620170703j:image

f:id:wind_bell_flower:20260620170658j:image

f:id:wind_bell_flower:20260621202210j:image

 

台湾での彩雲

f:id:wind_bell_flower:20260617224706j:image

台湾の友人が「皆で、一緒にランチをしましょう!」と誘ってくれて台北市へ。地下鉄を降りて何気なく空を見上げると、彩雲が出ていました。友人に告げると、「あなたがピュアで、人が気付かないことにも気付いて、感動、感謝出来る人だから。普通は空なんか特に気にして見ないし。」と言われました。確かに、足元に目をやり空を見上げて自然観察をするのが好きな私は、いつもワクワクしており、新しい発見をすると幸せを感じることの出来る、至極、単純な性格であると言えます。

f:id:wind_bell_flower:20260619200545j:image

ランチは、台湾人の友人の知り合いが経営しているお店に社長夫人ら10人程が集まり、日本食やお酒を楽しみました。美味しいウイスキーがある、とのことで、友人の一人が非常に希少で熟成感のある原酒を贅沢にブレンドした銘柄「指揮官(The MARSHAL)32年」を持って来てくれて乾杯しました。「指揮官(The MARSHAL)」シリーズ は、台湾市場がメインのため日本では原則、購入できないのが残念です。このように、皆で歓迎をしてくれるのが台湾人の素敵なところでもあります。四葉のクローバーと彩雲が台湾人との交流を祝福してくれているかのようでした。

f:id:wind_bell_flower:20260618164016j:image

海外でも四葉は見つかる?

f:id:wind_bell_flower:20260616124439j:image

現在、台湾に滞在中です。台湾へ移住した友人一家とランチを楽しんだ後、新平市美術館へとやって来ました。こちらは陶磁器工芸で世界的に知られる「鶯歌」にあります。屋外エリアには、「拉坯(ろくろ成形)」をモチーフにした 高さ15メートルに及ぶ橙赤色の立体作品が存在感を放っています。

f:id:wind_bell_flower:20260616222739j:image

f:id:wind_bell_flower:20260616130758j:image

f:id:wind_bell_flower:20260616131248j:image

雲が棚引いていると、まるで煙突から煙が出てきているかのようでもあり、巨大キノコの層のようでもあります。実は、この広場の一部には四葉のクローバーも拡がっているため、私には、あるミッションが日本から与えられました。

日本以外でも四葉のクローバーを見つけられる?

国外でも、四葉のクローバーから受信は出来る?

という単純なものです。

生憎の雨模様でしたが天気は全く関係ありません。目を輝かせながら早速検証を開始しました。

f:id:wind_bell_flower:20260616174701j:image

ありました!時間にして、一分かかったか、かからないか、というところでしょうか。ラッキーなことに、今回は同時に2組見つけることが出来ました。台湾でも見つけることが出来るということを証明し、友人からも、素晴らしいと賞賛されたのでした。今回の台湾滞在も、ハッピーな旅となりそうです。今日吹く風が皆様のもとにも幸せを運んできてくれますように。

幸せのクローバー

f:id:wind_bell_flower:20260527191700j:image

先日、初めて歩いた道で、四つ葉のクローバーを発見した。大体は向こうから、「ここにいますよ」と念のようなものを発してくる。それを受信した自分は、クローバーが密集している所へ目を向ける。すると不思議なことに、「あ、ほんとだ、あった!」と、目に飛び込んでくるため、発見するのに時間はそれ程かからない。一瞬の時もあれば数分の時もある、という感じだ。

クローバーを見つける時、大方自分にとって何かの節目であったり何かが動き出す時であったりするため、今からカウントダウンの再来と、旧友に会ったかのような嬉しい再会に、既に心はときめきという名のもとで波打っている。

ロブスターの日に

f:id:wind_bell_flower:20260604220458j:image

6月2日は、「ロブスターの日」だった。台風接近中ではあったが、レッドロブスター江ノ島店へと向かった。途中、車内で、チロリロリンと、一斉に携帯の緊急警報が鳴り響き、飛び上がった。まるで調理直前のロブスターたちの最後の叫びを聞いたかのようだった。江ノ島の店舗は、新江ノ島水族館の斜め向かいに位置する。片瀬江ノ島駅から歩いて10分もかからない距離にあり、その立地の良さも嬉しいところである。

f:id:wind_bell_flower:20260604222011j:image

ロブスターの日ということで、ロブスターの黄金焼きのプレゼントがあり、さらに、ビールが半額というラッキーデーで友人と気分よく乾杯した。ロブスターには、ビタミンB群やタウリンが含まれている為、疲労回復にも良く、伊勢海老より、お手頃な価格で美味しく味わえるため、かなりお勧めである。命に感謝しながらの大満足のディナーだった。

f:id:wind_bell_flower:20260604223421j:image

ロブスター(オマール海老)は、見た目はザリガニに似ているので調べてみると、やはり、生物学的には「ウミザリガニ」と呼ばれているザリガニの仲間であった。店内に置かれた水槽の中で、諦めたかのような目をしているロブスターを観察すると、右手と左手で、ハサミの大きさが違うことがわかる。生まれてから最初に物に触れた手が、利き手になり大きくなるそうなので、写真のロブスターは、左手が利き手なのだろうと思う。かなり獰猛らしく、ハサミはしっかりと固定されていた。ロブスターは、生涯何度も脱皮を繰り返し、その度に、消化器官などの一部の臓器も新しくなると聞いた。脱皮する度に細胞も若返るなんて、ロブスターを頂くことで、少しでも細胞が活性化し、ピチピチのお肌になればなぁ、などと身勝手な願いを抱きつつ、お店を後にすると、道には点々と、まるでロブスターの涙のように雨粒が落ちてきていた。

江ノ島で夜行虫

f:id:wind_bell_flower:20260605001311j:image

赤潮が大量発生しているから、今夜も江ノ島で夜行虫が観れるよ!との友人からの一報を受け、疲れ果て睡魔が襲ってくる体に鞭を打ち、急遽、江ノ島へと移動した。暑くも寒くもない丁度良い気温に、頬を撫でる優しい潮風と、ささやいてくる波の音が心地良い海辺には、9時台と遅い時間であるのに、ネットの情報で家族連れも多く集まっていた。銀白の月光が煌めく波打ち際、そこへ、突如として浮かび上がる青い光の線。縦方向へ白く煌めきながら浮かぶ月光、横方向へ青く拡がりながら輝く夜行虫の発光という、自然が織りなす上品な光の二重奏の輝きは、何とも言えない幻想的な美しさだった。一瞬で変わるその魔法の輝きに、集まった人たちの間には、感嘆と、どよめきが走っていた。その波打ち際に自分も立てたことに、幸せを感じた今宵だった。漆黒の夜の海には、引き摺り込まれそうな何とも言えない恐ろしさが潜んでいるが、月明かりの海は、その煌めきに救われるかのように怖さが影を潜める。今宵の海は、立ち上がる波を合図にパーッと青い光が点灯し、それはまるで海が呼吸している優しい吐息を色で見ているかのようだった。f:id:wind_bell_flower:20260527005520j:image