
今年も祭りのアツい季節がやって来た。
3日間にわたり開催される「平塚七夕まつり」に誘われ、人混みが苦手な私ではあるが行くことにした。目当ては、神馬に会うためだけに。午前7時、友人宅に集合し、サッカーワールドカップのアルゼンチン対カーボベルデ戦をリアルタイムで観戦するところから一日が始まった。友人宅には大型テレビがあるし、一人で観戦するよりも仲間と観戦した方がより熱を帯びて断然楽しい。父の仕事の関係で南米で生まれ育ち、根っからのラテン系人間と知る友人からは、「南米のアルゼンチンを応援するでしょ?」と言われた。いやいや、その存在すらも知らなかった、滋賀県の面積とほぼ同じ大きさでワールドカップ出場国の中で史上2番目に人口が少ない約50万人程の大西洋に浮かぶ小さな島国のカーボベルデに、すでに心は持って行かれているから、前回覇者のアルゼンチンが勝つと誰もが信じていても、番狂せの、「まさか」の結果を期待する気持ちが勝ってしまっているのが正直なところであった。初出場ながら、時に若さや勢いのパワーに乗って、期待されてもいない新人や無名チームが優勝することもあるのが、勝負世界の、こわさでもあり面白さでもある。ことに今回は、40歳の頼もしいゴールキーパ、ヴォジーニャ選手の神セーブが、メッシ率いるアルゼンチンに、どこまで通用するかに注目が集まっている見逃せない一戦であった。試合は、両者とも譲らず、どんどん進んで行った。今回も好セーブが光る中で、アルゼンチンがメッシにより先制し、これで勢いに乗り試合終了かと思いきや、一点、また一点と、前回王者を相手に堂々とした戦いぶりを見せ、120分の延長戦は歴史に残る好ゲームの激闘であった。途中、誰しもが「奇跡」を願い、アイアミの気温32℃以上の熱波となって、世界中に歓声とともに拡がっていたことと思う。結果そのものよりも、こんなに素晴らしい試合を見せてくれた、カーボベルデのチームに心からの拍手を送りたい。朝から心が踊り、サンバ祭りの気持ちになりながら、七夕まつりの会場へと向かった。(つづく)





























