花鳥風月

〜日々を彩る風鈴花の365日〜

都会で味わうビール

f:id:wind_bell_flower:20140529193634j:plain

 

5月31日は、日本の七十二候「麦秋至」。


麦といえば、ビール!「ビールならプレミアム・モルツ!」

という周囲の言葉を胸に、畑一面にひろがる黄金色の麦風

背中を押されるようにして、5月20日(火)から6月15日(日)まで

東京・六本木ヒルズにて開催中の「ザ・プレミアムビールヒルズ」へ

行ってきました。お目当ては、29日までの予約制の特別プログラム

でしたが、平日の整理券配布時間には間に合わず、香るプレミアムを

まずは一杯。普段、ビールを頂かない私でも美味しく軽く飲むことが

出来ました。時刻は19時過ぎ。一日の緊張から解き放たれ、お腹も

空く頃。冷えたビールと輝く夜景が都会の夜を満喫させてくれました。

会社帰りに、ふらりと立ち寄りたくなる、ちょっと洒落た空間でした。

 

f:id:wind_bell_flower:20140529194858j:plain

梅雨見舞い

f:id:wind_bell_flower:20140524140524j:plain

もうすぐ梅雨の時期ですね。

サッポロビールがWeb限定販売している

サッポロ 空模様」をビール派の方へ

梅雨見舞いの品として贈ってみました。

ネーミングと味とを楽しんでくれたら嬉しいです。

花いけバトル

花いけバトル「王者決定戦シリーズ」第二戦の観戦へ。

会場は表参道の「CAY」。開始時刻は19時からで

会場内での食事も可能であったが、真剣なバトルを前に

観る側としても同じ様な緊張感を持って臨みたいと思い

軽く食事を頂いてから会場へと向かった。

f:id:wind_bell_flower:20140519220011j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519191912j:plain

ステージ上には、色とりどりの季節の花々と

大小様々な器6点が今か今かと出番を待っていた。

5分間で花をいける勝負に意味があるのだろうか、

正直そう思ってもいたが、時間が沢山与えられれば

それで良い作品が作れるのかと問われれば否である。

ステージを前にすると、会場の熱気もあって、妙な

高揚感が広がっていくのを感じた。まるで自分が

いけ手であるかのようにワクワクする時間が過ぎ行く。

実際に始まってみると、1秒の時の重みを感じた。

最後の1秒までもフルに使い切る5分間は、長年の

時の中で積み重ねられた技と思考があってこそ光る。

日々の密度の高さが、この5分間の完成度の高さに

正比例しているように感じられた。同時に

プロの仕事を見せつけられたという感じもした。

まさに、心血を注いできた者がいける花

そんな感銘と刺激を受けた5分間の積み重ねだった。

観戦後は自然と、花と向き合いたい気持ちが強くなった。

この一本、この色彩、この角度、この花、この器、

全てが揃って、たったひとつの「私の花」となる。

ステージ上で、5分間の後のほんの僅かな時間のみ

笑う花。その微笑みは心を熱くするのに十分だった。

 

f:id:wind_bell_flower:20140519195715j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519195917j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519200736j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519201631j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519202405j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519203131j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519211449j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519212217j:plain

満月の夜には・・・

f:id:wind_bell_flower:20140515231916j:plain


引き込まれそうな程

力強い輝きを放っていた15日の満月の夜のお話。

月光に見守られるかのように帰途についていた15日の夜、
な、な、なんとっ、「コンコン、コン」と釘を打ち付ける
かのような音が、辺りの茂みから響いてきました。

風に乗って・・・? それとも・・・? もしや・・・
「満月の夜」「釘を打つ音」「高木もある緑道」

人通りもある夜更けてはいない時刻であっても
歩道から少し緑の中に入れば、暗闇も同然の道。
自分の足音が釘を打つ音と重なったその瞬間、
一心不乱に釘を打ち付けている男性の姿が
暗闇の中から浮かび上がって見えました。
「キャー」と叫びたい気持ちを何とか抑えつつ
「見 た な 。。。」と
振り返る時間が相手にないことを祈りながら
自分の「気配」を相手に感じさせないようにして
歩こうと咄嗟に思い、4月末のシンデレラより
忍者へと変身したかのような満月の夜でした。

 

満月の夜に「お財布フリフリ」は聞いたことがあります。

満月だけが知っている、釘を打つ胸の内。

ゴールデンウイークは・・・

風薫る5月に

さぁ、出かけよう、と予定を立てていた4月末の出来事。

 

夕方、両手に荷物を抱えた状態で駅の階段を降りていた。

ホームには既に電車が停車中であった。急がなくてはと

気が焦っていたのは覚えているが、気付くと自分は階段の

中央部にいるのに、片方の靴だけがホームに転がっていた。

自分に何が起こったのかよくわからないまま、靴を見て

素敵な男性が拾ってくれるのでは、と淡い期待を抱くも

子供が笑って走り去り、カラスが鳴いた夕暮れだった。

左右に傾きながら階段を降り、何とか靴を履いたものの

次の瞬間、激痛が足を襲った。恥ずかしい気持ちが勝り

靴を履くまでは認識していなかった痛みが駆け抜ける。

「動けない...」

笑うことも出来ずに、その場にうずくまってしまった。

 

完全なる捻挫に

生命が勢い良く育ち輝きを増して行く大型連休中は

内省するかのようにエネルギーをためる日々となった。

竹インスタレーション

f:id:wind_bell_flower:20140221181238j:plain

2月22日(土)〜23日(日)に開催された

「いけばなと星占い」の展覧会。

 

プラネタリウムー星座に見る いけばなの世界ー」

の個人作品と

天体望遠鏡SYC東京1合作 竹インスタレーションー」

の合作作品とでの同時開催でした。

 

今回、初参加した合作。ドリルとペンチを使用しての

不慣れな力仕事でしたが、皆で声を掛け合い協力しながら

仕上げて行く工程の中で流した学びの汗は貴重に感じました。

創意工夫を重ねながら大掛かりな作品を仕上げて行く、それは

決して楽しいばかりではなく、時間、体力、感性との格闘でも

あったりしますが、その経験を積み重ねていくことで感受性が

刺激され、より多角的、多面的な視野や表現力が生まれ

磨かれていくのだと感じました。机上の思考から始まり、空間と

一体となる思考へ、日々の点が線へと紡がれて行く瞬間にこそ

展覧会に参加する醍醐味があるようにも感じられました。

道行く方々にも鑑賞して頂くことが出来、幸せなひと時に感謝です。

笛が・・・

f:id:wind_bell_flower:20140128234806j:plain

やってしまいました。

昨年、手元にやって来た竹製の篠笛。

室内の暖房による乾燥により、ひび割れが出来てしまいました。

このまま放置しておきますと、割れてしまいます。

3月に演奏会を控えている中、急遽、工房で直して頂きました。

幸い、ひびが浅かったため、修理期間は1週間で済みました。

多くの人の手を経て、私の元へとやって来た篠笛への感謝と

愛おしく思う気持ちが一層強まった出来事でした。

まだまだ練習不足の身ですが、演奏会では、上手に吹こうなどと

力んだりせず、自然と、心の風景を音に乗せられたらと思います。

いつか、魂を吹き込みたい、魂を感じる演奏を!

そう思いながら、日々精進です。

障子の張り替え

f:id:wind_bell_flower:20131230160854j:plain

年末に行った障子の張り替え作業。

毎年、色調を変え楽しんでいます。

 

古い日本家屋のため、この障子の形は

なかなか目にしないタイプかもしれません。

一枚の白い障子紙を貼るだけではつまらない。

せっかくだから、この形状を楽しむためにも

色を加えてみたらどうだろうか、と

何気なく思い立ったのが始まりです。

 

一枚貼っては、ミリ単位で切っていくという

細かい作業を繰り返す手間がかかるために

家族の誰もやろうとは思わなかったようですが

手先を使うことが好きな自分は、この作業が

楽しく感じられ、黙々とこなしています。

 

白い障子紙も光を通し明るくていいのですが

色を加えると動きが出て、違うあたたかみを

感じられます。白色に飽きたわという方は

是非ためしてみて下さい。

違う空間を楽しめますよ。