花鳥風月

〜日々を彩る風鈴花の365日〜

花いけバトル

花いけバトル「王者決定戦シリーズ」第二戦の観戦へ。

会場は表参道の「CAY」。開始時刻は19時からで

会場内での食事も可能であったが、真剣なバトルを前に

観る側としても同じ様な緊張感を持って臨みたいと思い

軽く食事を頂いてから会場へと向かった。

f:id:wind_bell_flower:20140519220011j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519191912j:plain

ステージ上には、色とりどりの季節の花々と

大小様々な器6点が今か今かと出番を待っていた。

5分間で花をいける勝負に意味があるのだろうか、

正直そう思ってもいたが、時間が沢山与えられれば

それで良い作品が作れるのかと問われれば否である。

ステージを前にすると、会場の熱気もあって、妙な

高揚感が広がっていくのを感じた。まるで自分が

いけ手であるかのようにワクワクする時間が過ぎ行く。

実際に始まってみると、1秒の時の重みを感じた。

最後の1秒までもフルに使い切る5分間は、長年の

時の中で積み重ねられた技と思考があってこそ光る。

日々の密度の高さが、この5分間の完成度の高さに

正比例しているように感じられた。同時に

プロの仕事を見せつけられたという感じもした。

まさに、心血を注いできた者がいける花

そんな感銘と刺激を受けた5分間の積み重ねだった。

観戦後は自然と、花と向き合いたい気持ちが強くなった。

この一本、この色彩、この角度、この花、この器、

全てが揃って、たったひとつの「私の花」となる。

ステージ上で、5分間の後のほんの僅かな時間のみ

笑う花。その微笑みは心を熱くするのに十分だった。

 

f:id:wind_bell_flower:20140519195715j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519195917j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519200736j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519201631j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519202405j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519203131j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519211449j:plain

f:id:wind_bell_flower:20140519212217j:plain