かわいい珍客
家のお風呂場付近に出没の珍客。
好奇心旺盛、遊び盛りの猫たちに、おもちゃ代わりに
遊ばれると大変気の毒な結果になるので救出することに。
諸々の救出活動は大方、私の役割と決まっている。
家族、友人曰く、まるで『堤中納言物語』の「虫愛づる姫君」
のような存在で、虫も懐いているような場面を見ることも多々
あって、私と虫が戯れている様を目にするのは面白い、と笑う。
まずは手を洗い、お湯で十分に温めてから「おいで」と
手を差し伸べてみると、目と目が合った。愛嬌のある顔だった。
そのキュートな目と、口元が笑っているように見えた。
そして一度だけ、「キュッ」と、か細く高い声で鳴いた。
夜ともなると空気が冷えてきているため、手の中で温まって
もらってから外へと帰した。それでも、なかなか手の中から
出ようとはしなかった。いつでも、また来てね。
そういえば今日はハロウィンだったのね。ハッピーハロウィン♪