芸術の秋に
澄み渡る青空のように、観るもの全てが心地良く己の中へと鼓動し
響き渡るのを聴くような、芸術の秋を楽しんでいらっしゃいますか。
深まり行く秋は、自然が織りなす作品が目を楽しませてくれますね。
11月にかけて各所の展覧会場、美術館では
ミケランジェロ展、横山大観展、ターナー展、興福寺仏頭展、等々
興味深い企画が目白押しで、時間が許す限り観て回りたい思いで一杯です。
秋の夜長のこの時期は、しっとりとしてムーディーに盛り上げてくれる
ジャズか、ショパンの夜想曲を聴きたくなってしまいます。
ショパン弾きの名手は挙げればきりがないかもしれませんが、私的には
夜想曲は中国のピアニスト、フー・ツォン氏の演奏がお気に入りです。
演奏会一ヶ月前には演奏曲の細かい仕上げの段階となりますが
ある時、フー・ツォンの演奏を耳にして急遽、演奏会の曲目を変更した程
心を揺さぶられて以来、”夜想曲はフー・ツォン”と決めています。
切々とうたいあげるような、時に訴えかけるような情感豊かな演奏を
心行くまで堪能しています。今宵もまた・・・。