木漏れ日の中で
木漏れ日の中を歩いていた。
目の前にある太陽の光が美しいと感じ
心洗われるような気がした。
ただシャッターを押すのみの
一枚の写真をそれでも残した。
気付けば差し込む光のように
あたたかい輝きを放ちながら
自然と湧き上がる泉のように
どこまでも凪いだ鏡となって
いつしか深い眠りを誘うように
ゆったりと安心出来るひと時
そんな愛の形を思い描きながら。
空気、光、新緑の香り、頬を撫でる風、
単体では一滴の雫たちが
心を潤す泉と集まってゆく。
泉に言葉などいらないだろう。
ただ身を委ねて感じていよう。