花鳥風月

〜日々を彩る風鈴花の365日〜

花列車

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可憐な蒲公英三姉妹の中に、桜の花が加わっていました。

まるで花列車のように連なって、春を駆けているように。

私もそっと乗ってみようかな。最後尾?それとも先頭に?

 

ジェットコースターだったら、スリルを求めて先頭派。

「風鈴花ちゃん、ジェットコースターなんて絶対無理でしょ。」

何故か、よく言われる言葉。うん、最初はね、無理だったの。

自分が乗る番が来た途端に「やっぱり、やめます。」って

引き返したこともあるくらい。でもある日、勇気を持って

ええい、と乗ってみたら・・・、「うわ〜最高!」って

気分が高揚している自分がいた。そういえば、スキーの時に

ノンストップで風を切る滑り方が好きだから、縦横無尽に

スピードに乗って駆け巡るジェットコースターを好きになるのも

頷ける結果だった。時に、風を受けるのがきつい時もあるけれど

眼前に開けた景色を眺めながら駆けるのは、最高だと感じる。

素敵な景色が、どんどん自分に飛び込んで来る感覚は、やはり

先頭でなければ味わえない醍醐味ではないかとさえ思ってしまう。

 

連なる花列車の目的地って何処なのだろう、とふと想像した時に

思い出した言葉があります。

 

BELIEVE

One thing about trains: It doesn't matter where they're going,

what matters is deciding to get on.....

 

信じること。

重要なのは列車の行き先ではなく、乗ろうと決めること。

(『ポーラー・エクスプレス』より)

 

生き生きとした生命の輝きに溢れる春が目の前に広がる時。

乗ってみよう、花列車に。行き先ではなく、自分を信じて!