色とりどりの葉牡丹
お花屋さんで、色とりどりの葉牡丹を発見。
週末は鉢に植え替え楽しみたいとウキウキ。
賑やかで楽しい素敵な鉢植えになりそうな予感。
原産地は西ヨーロッパで、鑑賞用ではなく食用でした。
大和本草(1709年)に『オランダナ』の名前で登場する
植物が葉牡丹とされています。実際に『ハボタン』の
名前が出てくるのは「本草正正譌」(1778年)で
牡丹菜、葉牡丹と記載されているのが文献上の初見と
みられています。「本草図譜」(1830年)には
『甘藍葉牡丹』の名前で葉が冬に色づくことも記されており
現在の観賞用として広まっていたことが伺えます。
品種の育成や選抜は江戸時代から主に東京の鹿骨で始められ
現在は大きく4つの系統に分けられています。
東京丸葉系ー葉は丸っこくキャベツに似ている。
江戸ハボタンとも呼ばれている。
大阪丸葉系ー葉のフチが緩く波打っている。
強健で育てやすく葉の発色も良い為、広く利用。
名古屋ちりめん系ー葉のフチが細かくフリル状。
さんご系ー葉が細くて深く切れ込んでいる。
牡丹やバラのような可憐さもあり、雪の結晶を思わせる形も
あったりと花の少ない時期に私たちの目を楽しませてくれる
葉牡丹を今年も愛でる季節となりました。